胃カメラとは
胃がん検診は胃カメラとバリウム検査の2種類の方法があります。
健康診断だとバリウム検査が採用されることが多いですが、医師や看護師は胃カメラを受けることを推進しています。
胃カメラは胃の中までカメラを入れて観察する方法ですので想像すると抵抗が出てしまう人もいるでしょう。
しかしメリットになる部分も多いので胃がん検診は胃カメラを受けた方がいいです。
ここではどのようなメリットがあるのか紹介していきますので参考にしてみて下さい。
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食道や十二指腸も観察可能
バリウム検査を受ける場合は基本的に胃のみの観察になります。
しかしがんなど大きな病気は胃以外にできることもあるので注意しなければいけません。
胃カメラの場合は口からカメラを入れますので胃に到達する前に食道を通過します。
そのため食道も一緒に観察することができるのです。
さらに胃の先には十二指腸がありますのでそちらもカメラで観察することができます。
胃だけでなく食道や十二指腸の観察ができるので胃カメラを選ぶ人も多いです。
ピロリ菌の有無もある程度分かる
胃がんの最大の原因と言われているピロリ菌。
感染している人ほど胃がんの発症率が高くなると検査結果で分かっています。
バリウム検査ではピロリ菌の有無を確認することはできません。
しかし胃カメラは胃の形状を確認することができますのでピロリ菌に感染しているかどうかある程度分かります。
胃の粘膜が薄くなっているなど疑いがある場合は病理検査をして確かめることができるのです。
ピロリ菌に感染していると分かればすぐに治療を始められますので胃がんの予防にも繋がります。
手間がかからない
バリウム検査を受けて病変の疑いが出れば再検査となります。
再検査は胃カメラになりますので手間がかかると感じる人も少なくないでしょう。
特に飲酒や喫煙の習慣がある人は再検査になりやすいので考えなければいけません。
そのような場合、最初から胃カメラを受けていれば確実な結果が分かりますので手間がかかりません。
胃がん検診に手間をかけたくない場合は最初から胃カメラを受けた方がいいです。